いい人は感覚で営業してはいけない、後輩を指導して気が付いたこと。

いい人への指導





どうも!モリオ(@yome__kawaii)です。

今回は、日頃後輩の営業マンに指導していて気が付いたことを書いて行きます。

自分がプレーヤーの時よりも人に教えるようになってからの方が、仕事に対する気づきが大きくなったように感じます。

モリオ
人に自分の経験や考えをアウトプットするのは大切!

後輩指導をしていると、

モリオ
マニュアルにこれも載せないとなぁ…

営業はどうしても属人化してしまうものです。

新人が入社した時に、マニュアルがあると時間をかけずにある程度のレベルに達してくれやすいので、うちの会社も作成しているわけですが、

項目の策定って大変ですよね。何がわからないのかもわからない。

そんな中、後輩と同行の営業に行った時に後輩が受注できない理由がなんとなく理解できるようになったので記事として残したいと思います。

営業マンで後輩育成に困っている方がいればお読みください。

上司と部下

後輩と部下の育成に困っている方へ!僕も困ってますよ…

2017-12-12

特に、後輩が「いい人」の場合は…。

いい人は、頭の回転が早くないと感覚で営業しても受注できない

根っからのいい奴って皆様の周りにもいませんか?

僕の後輩は、ほとんどいい奴です。てか、いいやつを通り越してあたりさわりがない…存在感がないです。

一緒に提案しても、お客さん相手に発言しても何も刺さらない…。

提案というよりも説明になってしまいます。

無形商材を売っているので、説明だけしても受注に結びつきません。そもそも説明するだけで相手が理解できてたら商売成り立たないですからね。営業マンもいらなくなります。

後輩と同行営業していて最初のうちは、

モリオ
先輩(僕)と営業に来てるから緊張しているのかなぁ。

と気軽に思っていましたが、約5ヶ月たった今も受注できずに停滞しています。(↓の記事のB君ではないです。)

仕事の画像

仕事を自分ごととして捉える後輩は成長が早い!

2018-01-30

流石に、同行していい感じに受注確度が高いお客さんを後輩の勉強のために、譲ってもお客さんの受注への温度感を極限に冷ましてリリースされるので

モリオ
これは…、対策しないとやばいな・・。

1件や2件ならまだしも、何件か立て続けに起きたので危機感を感じて対策を講じました。

いい人は自分の価値観で物事を判断しがち

まず「いい人」は感覚で営業しても受注するの難しいのでやめた方がいいです。

だいたい売れる営業マンは、どこかしら心がすさんでいるものです。。というと語弊がありますが、

売れる営業マンは自分の価値観で、売るサービスを精査しないということです。相手に価値を判断してもらいます。

売れない(いい奴)営業マン

いい人の営業マン
このサービスは、きっとお客さんに必要ないだろうな。俺には必要ないし

「自分」が先行してしまって自分の価値観で判断してしまいがちです。想像力が実際買うわけでもない「自分の価値観」で終わってしまうんですよね。

実際のユーザーの考えは取り入れません。

相手の用途や置かれている立場を理解してもいないのに(ヒヤリングもせずに)自分で判断してしまいます。

ヒヤリングしない理由を聞いても、

いい人の営業マン
・・・・。

理由はないのです。

売れる営業マン

売れる営業マン
このサービスの説明をどうすればお客様に刺さるかな?イメージさせられるかな?

価値の判断は相手がすることを知っているので自分のフィルターを通すのは無駄だと考えています。相手によって価値は変わるわけですので、相手がどう使うのか、使う様子をイメージしているので売れるわけです。

基本的に営業時は相手に商品価値をイメージさせないと売れません。

そうすると、「僕だったら…」ではなくて「僕が〇〇さん(相手)だったら…」に発言も変わります。相手の立場を想定して提案することができます。

相手の立場で話すので、クライアントも心を開いてくれて結果としてヒヤリングしやすいのです。

感覚で営業させないために聞くことをフォーマット化する

いい奴に、

モリオ
自分の価値観で話さない方がいいよ!相手によって悩みは違うし相手の立場を理解するのは大切だと思うけど、ヒヤリングしてみないとわからないこと多いよ。聞きたいこと聞くにはどんな風に使えば課題解決するか提案しないと答えてくれないよ…グダグダ

と言葉で伝えても、

後輩
わかりました。

と答えますが、信じない方がいいです。

そんな簡単に理解できるのならば最初からできます。人間性がいい人でも、割り切れないので聞けないのです。それかそもそも考えてないか、

ヒヤリングリストなりチャックリストなりを作った方が早いです。

リストは絶対聞かなければいけない項目を入れてブラッシュアップしていく

リストの項目は、後輩に考えてもらってフォーマット化しましたが、前提として聞くことは

最強の営業猫

泣く子も黙る、即決営業とは?

2017-10-11

ヒトモノカネの要素です。

  • 決裁者は誰か?決裁フローはどうなのか?
  • サービスで不明な点・不満な点はないか?課題点はどこなのか?
  • 予算はどのくらいなのか?
  • いつまでに決めるのか?
  • コンペはしているのか?どこが有力なのか?どんなサービスなのか?

リストは作ったらブラッシュアップしていくだけです。

いい人は自分の価値観で考えるので

いい人の営業マン
これ聞くの失礼だよなぁ。聞きづらいな。聞くのやめよう!

とか勝手に無意識のうちに判断をしますので、ヒアリングリストを作る時に

モリオ
言い回しだけ気をつけて、聞かないことが逆に失礼だよ。これだけは聞いてこよう

ということを教えてあげましょう。

潜在的に聞かないことが相手にとって失礼だと思うまではヒヤリングリストを強制した方が早く結果が出ます。

まとめ

基本的に、いい人は無意識のうちに自分の価値観で物事を判断します。

一緒に働く分には、

モリオ
可愛い後輩だな!

と思いますが、クライアントにとって意味がある提案ができないことが多いと経験から学びました。

いい人でも仕事とプライベートと仕事を精査できればいいですが…中々そう上手くいく人は少ないですよね。

後輩のためにもクライアントのためにもきちんと後輩指導しないといけないですね。先輩の責任は大きいですよ。



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モリオ

どうも!モリオです。 嫁の愚痴を書くために始めたブログですが、起業してフリーランスになって気づいたことを最近は書いています。これから起業しようと思っている方は全て僕の実体験なのでぜひ参考にしてください。特にIT系の方はこんな働き方ができることを知って欲しいです。