「失敗をゼロにする起業のバイブル」|中山匡(かんき出版)|レビュー【酷評】

失敗をゼロにする起業のバイブル





どうも!モリオ(yome__kawaii)です。

先月から始まっているビジネス書・自己啓発本のレビューですが、
今回は中山匡さんの「失敗をゼロにする起業のバイブル」を読みましたのでレビューします。

結論、この本おすすめはできません。

書いてあることが…。内容が薄すぎてこの本を読んでも失敗どころか起業なんて一生できないと思います。

やたら、ご自身の実績「12年間で6000人の起業支援をした」ことを押してきますが。

モリオ
それが何か?

と思うほど内容が薄い。
300ページ以上もよくかけたなぁ。
と思います。

「キーワードプランナー」の使い方間違ってるし。
しかもこの本2,000円もします!

本は自己投資になるしケチらない方ですが読み終わった感想は

「損した。」

でした。

失敗をゼロにする起業のバイブル



この本を読んだ人が「水泳」をビジネスにしたらどうするんだ問題

この本の冒頭に、独立起業するとしたら

  1. 税理士
  2. 住宅リフォーム
  3. ペッドフードの通販
  4. エステサロン
  5. 水泳のコーチ

どれが成功しやすいか…。みたいな問いかけがあります。

この本によると水泳のコーチが一番成功しやすいとか。この時点で

モリオ
根拠のロジックがあるんだろうな!?

疑問でしたが、Googleの「キーワードプランナー」の数字が根拠だと…。
本を読み進めていくうちにロジックがおかしいので批判します。

この本の根拠を信じてたらマジで即破産するのでやめた方がいいです。

そもそも「キーワードプランナー」は無料ではほとんど使えなくなっている件

僕自身Webマーケの仕事しているので「キーワードプランナー」よく使ってますが。

Googleも商売してるので、「キーワードプランナー」は現在は無料できちんとした数字は出ません。
しかも、Web初心者がアドワーズに登録するのも少しめんどくさいです。

アドワーズに登録していざ「キーワードプランナー」を使っても
「水泳」の月間検索ボリュームは、

10,000〜100,000

みたいなかなりアバウトな感じでしか数字が出ないのです。
確か去年からこんな感じです。広告出稿をある程度かけていないと正確な数字を出してくれなくなっています。

この「起業のバイブル」出版したの2016年7月ですので、

モリオ
改稿した方がいいんじゃないか?

と思います。
Webのこと全くわからない人が、読んだら勘違いしてしまいます。


キーワードには検索意図という考え方がある件

誰かがキーワードを検索するときには検索意図というものがあります。

Googleの検索エンジンはとても頭がいいので、検索ワード(クエリ)を

  1. Doクエリ
  2. Knowクエリ
  3. Goクエリ

に分けて検索結果を表示してくれています。

そもそも、冒頭で「水泳のコーチ」が成功しやすいと言っていた根拠ですが。

この本によるとマーケット調査(キーワードプランナー)で

起業のバイブル引用

月間検索ボリューム:33100回
推奨入札単価:51円

だから、競合が少ないマーケットだと。

モリオ
いやいやいや。。”水泳”実際Googleで検索したら「プールのマップ」か「水泳のイベント情報」が上位表示するから…。

しかも地域属性(ベニスアップデート)のKWだし

つまり、広告出してもお金の無駄なKWです。

地域属性(ベニスアップデート)とは?
検索結果が検索する場所によって変わるキーワードのこと
「喫茶店」「学習塾」などを検索するとマップがでたり近くの店舗を紹介してくれます。

この本のマーケット調査のロジックは今はおかしい

チャプター4「勝てるマーケット選び」に書いてある情報は全然論理的ではないのです。

そもそも、推奨入札単価は広告出航するときの指標で、
普通はCV(コンバージョン)するKWの単価が高い、つまり検索ボリュームが小さいKWの方が単価が高いのが一般的です。
検索する人のニーズによって推奨単価は変動するのです。

「水泳」とか「卓球」という検索意図がたくさんあるKW(キーワード)にたいして広告を出航してもCVすることがほとんどないので単価が低いだけです。

この本の「図4ー18 マーケットのライフサイクルと勝ちやすさの関係」に書いてある「導入時期」だから単価が低い訳ではないのです。
Webを仕事にしている人にとっては常識です。

モリオ
6000人も起業支援している人がいるんだから教えてもらえないものなのか?疑問です。

以上からこの本に書いてあるマーケット調査のほとんどが理論的ではなくなります。

検索意図とは
検索をする人のニーズのことです。
例)
「水泳」と検索した場合
検索意図は、

  • プールを探している
  • 用具を探している
  • 水泳の書き方を知りたい

などたくさんあります。
つまり、「水泳のコーチ」にとってのお客さんはほとんどいない可能性があります。
「水泳」と検索している人が全員「水泳のコーチ」を探していることがある訳ないことぐらい想像できませんか?

マーケット調査に「キーワードプランナー」を使うのは賛成ですが、この本のマーケット選びは正直がっかりです。
論理的じゃなさすぎる…。


逆に「起業のバイブル」で勉強になったことは?

ほとんどないです。

チャプター1〜3までは普通のビジネス書として読むことができました。

それだけに惜しい気がします。

チャプター4からはロジックが崩れまくっているので参考にできません。

チャプター5の「強みを活かせる事業フォーマット」はとくに目から鱗が出る訳ではなく、「マッチングビジネス」について7つ紹介しているだけです。

それぞれ「自家発電型事業フォーマット」…「なんちゃら事業フォーマット」と書いてますが結局どのようにマッチングすればいいか書いているだけで起業しようとしている人なら思いつくことしか書いてません。

まとめ

かなり批判してしまいましたが。

「起業のバイブル」と書いてあったので期待して2,000円で購入したのにも関わらず内容がクソだったのででがっかりしました。

内容が薄かったので読むのに2時間もかかりませんでしたが、時間を返して欲しいレベルです。
そもそも書いてあること間違ってるし。

これを教訓にやたら自分の実績を推してくる冒頭の本は買わないようにしようと思います。

失敗をゼロにする起業のバイブル