就職・転職をされると、どなたにも最初は必ず、上司がいます。
普通に人が良くて、話が分かって、頭の回転が速い上司であれば何も不満がないと思いますが、そうではなく、話も分からない、日本語の通じないダメな上司にあたってしまった場合(というかほとんどの場合そうだと思いますが)、自分の仕事の悩みではなく、上司対策という厄介な悩みを抱えてしまいます。
上司・部下の関係でコミュニケーションに悩まれている方向けに対策方法などについて記載していきます。
ダメな上司の特徴
ビジネスマンの悩みの一つにいつもランクインする人間関係.
その中でも、上司・部下の関係で悩む人はかなりいるようです。
それは至極まっとうなことかもしれません。誰もが通る道です。
ビジネス上、追っている目標や仕事内容、考えていることは、ポジションによって変わっていくので上司の考えが理解できなくても当然のことでしょう。
もちろん世の中には素晴らしいマネジメントをされている役職者の方もたくさんいらっしゃいますが、その反対で、部下にとってダメな役職者の方もたくさんいるのも事実です。
部下の立場から、「この人、ダメな上司だから相談しても意味ないな。」と思われるのはどんな上司なのか考えていきます。
判断力がない上司
判断力のない上司や自分で判断してくれない上司はよくいる典型的なダメな上司です。
時と場合によって部下に判断させることは部下の成長にとって有効なことですが、部下が何を聞いても、判断しない上司は部下の立場では、頼れない上司と映ってしまいます。
部下が自分の意見をきちんと伝えて決済してほしい場合は、上司としてきちんと判断してほしいものです。
自分の責任にしたくないだけのダメな上司の典型と言えるでしょう。
指示内容があいまいな上司
部下に仕事を任せるとききちんと、方向性を伝えてはこない。「この方向性でいいですよね。」と聞いてもあいまいに濁すが、いざ成果物を提出すると『全然ちがう』と文句を言う上司も部下としては困ったものです。
きちんと確認していなかった場合、部下にも問題はありますが、確認してせっかく作った資料などについて、出来についての指摘ならまだしも、もともとの方向性や考え方について否定されると時間の無駄になってしまうことがあります。
部下に指示を出すときは、あいまいではなく方向性などについてもしっかり伝えてほしいものです。
相手によって態度を変える上司
話す相手によって態度を180度変える上司も部下にとってはダメな尊敬できない上司に映ってしまいます。
クライアントと社内の人に対する態度が変わるのは理解できますが、社内で上司にはいい顔をするのに、部下に対して不公平に態度を変える人は人間性の面で問題があるように感じてしまうので尊敬されない上司になります。
仕事上の部下でありビジネスマンとしては上も下もないので不公平に扱っていい対象ではないはずです。適正な態度を心がけてほしいですね。
部下の育成をせず自分の仕事のみする上司
部下がいるのにも関わらず、部下の仕事には無関心で自分の仕事を最優先させる上司はかなり多いです。
こういう上司に部下をつける意味がないのでその態勢を作ってしまっている会社に問題があるかもしれません。
上司の仕事の1つに部下の育成が入っているはずなので上司が何も教えないと部下は育ちません。
部下の育成をできない上司もダメな上司でしょう。
部下が優秀になることを恐れる上司
部下へ必要な情報を出さず邪魔をして部下が認められることを許さないダメな上司もいます。
部下がいい成績をとるとすべて自分のおかげという態度をとり、悪い結果には責任を取らず部下のせいにしてしまう。ドラマに出てくるような上司も会社にはかなりいることが多いです。
特に尊敬できない上司にお手柄をとられるのはかなりのストレスとなりますのでアピールの方法をきちんと考えましょう。
部下の考えや感情には無関心な上司
部下の考え方や仕事についての気持ちについては話を求めず自分の考え方や思いを押し付けてくる上司も、部下のモチベーションを下げるという意味でダメな上司でしょう。
確かに考え方などは部下よりも過去の経験や成功体験が多い分正しい方が多いでしょう。
だからと言って部下の考えを無視したり考え方を否定したりすることは、部下との信頼関係が崩れてしまうので得策ではないですね。
自分の自慢話しかしてこない上司
過去の自慢話をひたすらしてくる上司はダメな上司というよりもウザい上司に多いです。
自慢をしてくる理由は、自己承認欲求が高いため起こる行動のようですが、自慢する人は何かと、「俺は昔・・」と何度も同じ話をして生産性が悪いです。
生産性を上げるためにも、部下からの信頼を勝ち取るためにも、上司になった際にはぜひやめた方がいい行動の一つですね。
ダメな上司から考える、いい上司の条件
ダメな上司の特徴について考えてきましたが、逆にどんな上司がいい上司と思われるのか考えていきたいと思います。
部下とよく話す上司
部下が日ごろからどんな事を考えて仕事をしているのか、よく聞き仕事への取り組み方を教えてくれる上司は尊敬されることが多いです。
部下話していることに興味を持つ、部下の悩みについて話を聞いてくれる上司は仕事のみ面だけでなく人間として尊敬されます。
自分の仕事に追われるだけでなく部下の話に耳を傾けることを意識してほしいものです。
部下に仕事を任せる上司
無理やりわからないところを任せるのではなく、タイミングよく、裁量と一緒に仕事を任せてくれる上司の部下は成長が早いように思います。
不明点が出た時のポイントや課題図書、どの部署と連携すれば仕事がスムーズにいくのかなどアドバイスをして仕事を任せてしまうと、上司だけでなく部下も仕事が楽になり、関係性も円滑になります。
人間力が高い上司
人間力が高い人は部下だけでなく会社からも重宝されます。どんなに忙しくても、挨拶をきちんとできる。仕事をほったらかしにしない、誰にでも公平に対応する、悪口を言わないなど、人として当たり前のことを実行し続けている人は信頼されます。
陰口を言わない上司
仕事をしていると人の文句を言いたくなります。
それを部下に行ってしまう上司もたくさんいます。自分がいないところで悪口を言われて気持ちがいい人はいないはずです。
部下も上司に陰口を言われていると思うと上司に近づこうと思いませんので、陰口を言わないこともいい上司の条件です。
自分と違う考えを否定しない上司
部下と考えが合わないことはよくあることです。その時に、上司に意見することは何事だと感情的にならずに、意見があることが素晴らしい事と相手を尊重して考える上司もいい上司であるでしょう。
長所を探す上司
短所ばかり意識してしまう上司はいます。
同じことを言っても失敗してしまう部下や何回指摘しても修正しない部下については、短所にばかり目に留まってしまうものです。
注意ばかりしてもかえって部下は委縮してしまい、思考が止まって失敗をしやすくなってしまいます。
長所を探してほめてあげることも、いい上司の特徴です。
悪いことはきちんと謝罪する上司
部下には絶対に謝らないプライドの高い上司は部下に尊敬されないことが多いです。逆に自分に非があるときは潔く謝って、一旦気持ちの整理をつけて仕事に取り組んだ方が、信頼関係が成り立ちやすいです。
部下を公平に評価する上司
上司も人間ですので好き嫌いは必ずおこります。
ですが、ビジネス上好き嫌いで不公平に人を扱うことは不公平であり、優遇された人と不遇に扱われた人との間にも摩擦が生じてしまいます。
結果として会社内の人間関係が悪くなる可能性があるということを、できる上司は意識しています。
過程を評価する上司
ビジネスは結果主義であるはずなので、結果に対して評価することは当たり前ですが、部下の頑張ってきた過程、成長している過程についても意識して評価している上司は部下からの信頼が厚いです。
絶対にあきらめない上司
どんな仕事でも最後まであきらめずに結果を出す上司は、部下から憧れられます。この人についていけば、ビジネスに成功することが出来ると、身近に目標ができることは、部下にとってプラスにしかなりません。部下に結果だけでなく、成果を出すプロセスを見せてくれる上司は見本となる上司です。
ダメな上司への対策
基本的に、部下は上司を選ぶことが出来ません。ダメな上司に当たる確率はかなり高いのでその時の対応策について考えていきたいと思います。
フォローしたり、おだててあげる
上司が、自己顕示欲が高い場合、おだてることが一番簡単です。相手を気持ちよくさせてあげれば、あなたに余計な仕事など降ってこなくなるので、仕事がやりやすくなるかもしれません。
やりすぎると同僚に白い目で見られる可能性がありますので気を付けてください。
- すごいですね。〇さんがいった通りですね。
- この前教えていただいたやり方をやったらできました。
- 課長が日ごろからおっしゃっていることは正しいと思いました。
などタイミングをみて、おだててみることは効果的です。たまに、仕事をフォローしてあげるとさらに関係が良好になるでしょう。
上司の上に相談する
上司がダメすぎてあなたの仕事が進まない、成果が出ない場合、上司の上の人に直接相談することもいいかもしれません。
ある程度のリスクが想定させますので、関係性が悪すぎて転職を考えているときに使ってみることをオススメします。
相談するときの注意点は、
- 言い訳にならないようにすること。
- 上司のせいにしすぎないこと。
- 後ろ向きの発言をしないこと。
上司に役立つ行動をとらない
いよいよダメ上司との関係性が悪くなってきたときは、上司のために仕事をしないことも効果的になります。
仕事は、部下が上司のためにすることではないので、会社のため、クライアントのため、自分のためになる仕事を行っていきましょう。
本質的な仕事を行っていくことで上司を寄せ付けないようにしていきましょう。
反面教師として踏み台にする
ダメ上司が嫌過ぎてやめる選択肢をとりがちですが、一度踏みとどまって考えることも大切です。
あなたがやめるのは、上司は関係ないはずで自分の問題かもしれません。
上司と折り合いがつかずやめる人は転職先でも同じことが起こる可能性が高いです。仕事ができる人ならば今の上司を踏み台にできるはずです。
反面教師として仕事に打ち込むこともいいかもしれません。やれるだけやりきって転職した方がプラスになることが多いです。
話し合う機会を自ら作る
部下にとってダメな上司でも見方を変えるといいビジネスマン、いい人かもしれません。
一つの面だけ見て人を判断することは得策ではないですし、今後も同じようなことが起こる可能性が高いです。
上司から部下に歩み寄ってこないのであれば、部下からアプローチが必要かもしれません。仕事上必要なことと割り切って、ランチや飲みに誘ってみることもいい事かもしれません。
会社を辞める
仕事もやりきって、話をする機会を作ってみても、上司と部下のコミュニケーションが変わらず、人事異動などない場合は、転職するのも一つの対策です。
特に新卒から長年働いていると今の会社の考え方や社風が刷り込まれていて、転職という考えに至らず体調を崩してしまうことが多いようです。
世の中には、今の上司以上にダメな上司もたくさんいますが、いい上司もたくさんいますので、悔いが残らないのであれば転職してしまうこともいいかもしれません。
ダメな部下にならないように
単純に仕事ができてないのから上司と人間関係が上手くいってない可能性もあります。仕事ができない人の特徴について以前、記事を作成したので時間が許す方は読んでみてください。
まとめ
今回はダメな上司について考えてみました。
2:8:2の法則ということはアリの世界にもあるようで、会社は2割の優秀な仕事のできる人に支えられています。
会社にいる2割は仕事のできない人が存在するので、この2割に入っているダメな上司にあたってしまうと尊敬も希望も失ってしまいます。
部下は上司を選べません。しかし、尊敬する人や目標とする人、会社での目標は自分で決めることが出来るはずです。
ダメな上司の文句や陰口をいって、自分がダメな先輩・ダメな同僚にならないように意識して行動する。ダメな上司を反面教師にするくらいの意識で仕事を行っていくことが大切かもしれません。


























今年、長年付き合っていた恋人と結婚しました。
うちのかわいい鬼嫁について記事を書いていきます。
少しでも、読んでくださった方の役に立てればこの上ない幸せです。